2002.5.18-19


〜2002年のリバイバル〜

  2002年のリバイバルトレインは、山陽新幹線 新大阪〜博多開業30周年を記念して3月から5月
にかけて岡山地区を中心にキハ181系特急「やくも」、これが実質最後の運転となった165系急行
電車による急行「鷲羽」、EF58-150牽引による客車列車、など多彩な列車が運転され、我々ファンは
うれしい悲鳴をあげることになりました。そして、その棹尾を飾る特急「しおじ」「はと」がメモリアルトレイン
と銘打って5月18・19日に489系特急型電車(ボンネット車)を使用して運転されました。ただし、今回は
昨年までの列車と違い岡山地区がメインになるため18日の「しおじ」は新大阪〜広島間、「はと」は翌19日
に広島〜岡山間という変則的な運転形態となりました。
  2000年に突如として復活したリバイバル「はと」、昨年のJR東日本から借り入れた583系を使用して
の「月光」「しおじ」と、毎年乗ることができず涙をのんだ私でしたが、今年は何とかスケジュールを
両日とも空けて、さてどちらに乗ろうかと考えたところ、やはりまだ撮影していないボンネット編成の「しおじ」
を撮影する事にして
19日の「はと」に乗ることにしました。

〜「しおじ」を狙え〜

  初日は、「しおじ」を西高屋にて4人で迎え撃つことにしました。当日は快晴ではありませんでしたが
まずまずの天気で、昼前に到着して場所を確保し、試し撮りしたり談笑しながら2時間ほど待ってそろそろ
通過時刻が近づいて来た頃、だんだん空が暗くなりなんかイヤーな感じになってきました。それでもまあ
何とかなるだろうと話していると今度は雨がぽつぽつと・・・、まあ、ホームの屋根があるから大丈夫だろう
と・・・、そろそろ通過時刻。3つの前照灯が近づいて来ました。しかし、上り線の信号が青!?そんな
はずはない、この時間に上りは無いはず!!しかし振り向くと、115系L-10編成がやってくるじゃありません
か。もうこうなったらうまくタイミングがずれてくれることを祈るのみ、ファインダーの中で「しおじ」が近づく。
早く!早く!!背中にヒシヒシとL-10編成が迫ってくる気配を感じつつ少し早いタイミングでシャッターを切り
始めました。1枚、2枚、3枚目を切ると同時に風圧とともに上り回送電車が横を通過していきました。
駄目だ!!ベストポジションは逃してしまった。しかし迷ってる暇はありません、すぐにもう1台のカメラを
手にとり、後追いは・・・なんとかうまくいきました・・・。向かい側ホームで電車を待っていた下校途中の
女子高生たちの「何この列車ァ〜?」という声を聞きながら呆然と遠ざかって行くテールライトを見送りました。
予想外の回送電車とはいえ、ここ一番でかぶったのは生まれて初めての経験でした。ため息をつきつつ、
広島駅に戻るため電車に乗り込みました。途中、急速に雲が晴れ、日も射しはじめる始末で、わが身の
不運を嘆きながら広転に入る「しおじ」を横目で眺めつつ電車は広島駅に到着しました。
  まあ、長くやってればこんなこともある、気を取り直して明日は「はと」の旅を楽しむとしましょう。

後打ちでなんとか撮影成功、しかし・・・。

〜15年間の思い〜

  ついに、この日がやってきました。昭和62年4月のリバイバル「しおじ」以来苦節15年、いよいよリバイバル
特急に乗れる日がやってきたのです。昭和62年4月の「しおじ」には乗ることはおろか撮影も出来ず、その後も
15年間、山陽本線での昼行特急列車のリバイバル運転に乗車することを願い待ちつづけていた私のその念願
がやっとかなう日が!! てな具合で気合を入れすぎて、少し寝坊したものの7:30頃に広島駅到着。7番ホーム
に入線とのことなので向かい側の5番ホームから入線を狙うことにしました。しばらくして知人や一緒に乗車する
夜行ちどり氏もやって来てしばし談笑。途中、本日の「はと」運転のためか「旅路」がダイヤ情報掲載の時刻より
1時間近く早く到着し、団体客を乗せて発車していきました。(遠来のファンには思いがけないオマケだったこと
でしょう) そしていよいよ「はと」の入線時刻になりましたがなかなかやって来ません。そのうちこちら側のホーム
に電車が先に入線してしまい、編成が撮れなくなってしまいました。少ししてようやく構内放送が7番ホームへの
入線をアナウンスし始め、やがて昨日見た懐かしい国鉄型(色)特急編成が静かにホームに到着しました。

左)広島駅の案内表示に列車名は残念ながら表示されませんでした。右)広島駅で発車を待つ「はと」  
                                 両方とも夜行ちどり氏提供
左)広島駅発車に先立ち、式典が行われました。 右)「はと」発車前の広島駅5番ホーム。
                                両方とも夜行ちどり氏提供
〜いよいよ乗車〜 
  一通り写真を撮り終え、知人に「行ってきま〜す」と挨拶して「はと」に乗り込みました。乗車する車両はこの日のために
と奮発してグリーン車にしました。(4号車)
  9:02、「はと」はすべるように広島駅5番ホームを発車し、リバイバル特急の旅が始まりました。
車内放送がオルゴールフル演奏に続いて始まりいやが上にも雰囲気を盛り上げます。列車のスピードも前回乗車した
「鷲羽」に比べるとかなり速く、いかにも”特急”列車です。急勾配の瀬野−八本松(通称セノハチ、ここも撮影ポイントは
どこも人が一杯でした)も難なくクリアして西条駅に7分停車でしばし休息。その後も快調に走行しあっという間に岡山着。
約2時間の乗車時間ではなんだか物足りなく、このまま大阪まで乗っていきたいと思いました。
次回は、なんとしても新大阪−下関(できれば博多まで)間を乗り通してみたいものです。
岡山駅到着後、そのまま大阪方面へと回送される「はと」。
                                          2002.5.19.






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